新米警官が子イヌとの触れあいを通して成長していく姿を描いた3D映画。のどかな町の交番に勤務する新米警官の健は、事件もない日々に退屈していた。ある日、迷子のゴールデンレトリーバーの子イヌが届けられるが、遺失物法の改正により交番でイヌを預かることができない。保健所に預けても1週間で殺処分されてしまうことを知った健は、子イヌを自宅のアパートに連れ帰り、大家に内緒で飼い始めるのだが……。主演は「ROOKIES 卒業」「時をかける少女」の中尾明慶。
「幼い頃からの夢」と「愛する人との未来」と。その狭間で悩み、夢の実現を選択したひとりのピアニスト・里香(松下奈緒)。しかし、愛する人と別れてまで夢を追いかけた彼女の前に立ちはだかったのは、「命の期限」だった。 愛する人が愛する街で最後の時間を過ごすために美作の地に降り立った里香が、そこで出会ったのは、まぶしい感性と可能性を秘めながらもまだ自分のそれに気づかずにいる 20 歳の青年だった。 その青年は代々お茶栽培と老舗の茶葉屋を営む茶農家の次男。家業を継いでいる兄とは違い、進学するわけでもなく、家業を手伝うわけでもなく、人生を懸けて打ち込めるものを心の奥底で必死に模索していた。 命の終わりを悟った女性と大人へと成長する中で悩む青年。 大地に広がるのは、命の芽吹き、生命の躍動を感じる、燃えるような緑を讃えた茶畑。里香、青年、そして青年の兄の3人の揺れる心模様を軸に、それぞれの場所での生き方の岐路に立つ登場人物たちが、「自分らしく生きる」こととは何なのかを問いかける恋愛群像劇。